つい先日、金曜ロードSHOWで初放送された「名探偵コナン ゼロの執行人」
今、期間限定でHulu(フールー)でノーカット版が見放題となってます。
実は僕も劇場には行ってなくて、金曜ロードSHOWも見逃した。
アニメの中でもコナンは相当好きな部類で、通常のTV版も映画も何回も見てる(とはいっても大体はレンタルだったりVODだったりだけど)
そんなわけで、僕のように見たいと思っていても何度も見逃してしまっているようなあなたにとっても朗報です。
Huluで期間限定放送されているので、期間内なら時間も回数も選ばず堪能できちゃう!
この記事では、最近ちょっと細かいところが気になっちゃう僕の一人ツッコミみたいなもの(笑)
総合的に物足りなかった?
毎度のこととは言え、やっぱりコナンの映画ってワクワクするよね。
公開時から大ヒットを飛ばしていたのもあって僕もきになってたわけだ。
それがついに見れるってことで胸わくだったんだけど、総合的な感想でいえば、期待が高すぎたのかもしれないって感じてしまう。
決してつまらなくもなかったし、安室は死ぬほどカッコよかった。
安室ファンにとってはウットリものだったのは間違いない。
あと思いのほか博多大吉の声優に違和感がなかったのも評価、高いのかな?
何が微妙だったのか
面白いか否かで言えば面白かった。
でもどこか物足りない感じ。
それはどこから来るのかを考えてみた。
なんの前触れもなく、本編10数分でとつぜん毛利小五郎が逮捕されちゃいます。
開始早々なので、見てる側もハテナが浮かんだまま話が進行。
普段ならもう少し逮捕までの伏線だったり、状況なりが見え隠れするところなんだけどね・・・。
それに、逮捕されてからの小五郎と、それを救おうとする妃絵里・蘭、警視庁のいつもの面々さえも存在感が一切なかった。
小五郎の逮捕と真犯人の追求のために、周りの奮戦も見たいのだが、結局蚊帳の外のまま解決してしまう。
せっかくの安室ストーリー。
これまでの関係性や立場上、あまりぶっ飛んだことはできなかったのかもしれない。
それにしても、冒頭のコナンが言っていた「今回の安室さんは敵かもしれない」
これをもっと別の伏線にすべきだった。
言い方を変えれば、自分の信じる”正義”のためにもっと冷酷を演じて欲しかったというところ。
安室も”敵”に徹する雰囲気も薄いし、真犯人の手口も緩い。
小五郎を陥れておきながら救出するための絵図としては、理由付けが「無実の人間を起訴させるわけにはいかない」では弱い気がしてならない。
小五郎弁護に潜り込んできて、状況をひっかきまわそうとする弁護士も動機も行動力も思惑も弱すぎて、心情が空回りしてるように思う。
めちゃくちゃざっくりまとめると、身内それぞれの勘違いからスケールのデカイ内輪モメをしちゃいましたって感じ?
真犯人の悪意が弱すぎるから「正しい正義」と「間違った正義」の境目がない。
正義のために冷酷装ってみても結局イイ奴臭が消えない。
みんながみんな”悪”っぽくないんだよね。モヤっとしてる。
裏切られたと思い込んでからの組織への恨みや、社会への恨みで犯人にはもっと暗黒面に落ちて欲しかった。
劇場版のコナンといえば、ラストに蘭がピンチになる。
まぁ、定番ですよね。
それでこそコナン!みたいな感じ。
ただ、今回にして言えば最初から最後まで存在感が無かった小五郎・蘭・絵里をまとめてピンチの状況にするのは無理矢理すぎる気もする。
問題なのがピンチのデカさもあるかもしれない。
これまでの劇場版ラストのピンチって、一歩間違えれば命を落とすギリギリのラインでギリギリなんとかして満身創痍、みたいな感じだよね。
「ゼロの執行人」ラストでも、見た目では命を落とすギリギリだし、助かったのもギリギリなんだけどさ。
タワーの顎をちょっとカスって、ワイヤーが何本か暴れて、飛び出した空中で安室がどうしたかわからないけどコナンを助けて終わり。
道中のカーアクションと鬼気迫る安室が印象的すぎるから、蘭救出のシーンが霞んでる。
無理して蘭をピンチにしてそれを救う必要はなかったんじゃないか?
まとめ?
やいのやいの言ってみたけど、結局コナンが大好きってことだ。
どのキャラもみんな魅力的で、それが絡み合うのが面白い。
小さいころから大好きだったコナン。
これからも楽しませてくれるって期待してるよ!
Huluでは次回作の「紺青の拳(フィスト)」の特別ムービーも見れるぞ!