【監察医 朝顔】ちょっと期待外れ感が強い・・・|ネタバレ感想

初回90分でスタートした2019年夏の月9。

ひさびさの上野樹里主演とあって、ひとしきりの話題はあるようです。

面白かったらいいなぁ・・・でもタイトルがなんかNHKの朝ドラみたいだな、なんて思ったりもしたけど、気になったので視聴。

好きになれないカモ・・・

しょっぱなのシーンで、上野樹里とその父役の時任三郎が食卓を囲んでいる。

実はこの時、父は警察署の移動で娘の管轄している所轄にいくことを言おうとする。

父が話そうとするたびに話を割ってさえぎり、別の話題をしはじめること2度3度。

割って入っちゃったテヘペロなんてレベルじゃないくらい、ガッツリと割り込んでくるのに、何も思わない。

父の話はなんだったのか聞き返しもしない。

・・・ん?空気を読めない自己中娘なのか?と思われてもしかたないよね。

別に父のことを嫌ってるようなところも見当たらないので、本格的に父が話そうとしているのを分かってないんだ。

こういうキャラクターはちょっと好きになれないかも・・・。

これが主人公だっていうんだから致命的だ。

結局コレ、何のドラマ?

別のドラマの話だけどさ、

ヘンクツな物理学者が警察の手伝いとして難解な事件を解決してみたり、地検の検事で医者の資格も持ってるような人が、事件の真相を暴くために操作をしてみたり。

たしかに自分の管轄外と思われるような飛び越えた捜査をするドラマは結構ある。

でも、このドラマ「朝顔」の飛び越えぶりはちょっと尋常じゃない。

主人公は監察医の”見習い”であり、ただの人間。

現場を見たり、遺留品に触れたりしたら生前の記憶を読み取ったりとかそういうことはできない。

なのに、

心臓疾患があるとわかった時に、遺族に聴取したり、病院から検査記録を取り寄せたりする。

遺族の子供の面倒を見始める。

現場に出向き調査をする。

見習いなのに再解剖を依頼する。

原因究明したあとに遺族に「遅くなってすいません」と言ってみたり。

死までの行動を推理したり。

遺族のアフターケアもしてみたりする。

こんなの見てると、コレなんのドラマだよっ!ってなる。

そもそも監察医を主としたドラマは面白くなるか?

飛び越えた意味不明な行動によって、主人公の立ち位置がふわふわしすぎてわけわからないのもあるんだけど・・・

そもそも1話がこんな感じなのに、監察医をメインにした続きの話が面白くなるのかって話。

進行の切り口が違えばもちろん面白い話は書けると思う。

監察医の役割

監察医とは

死体解剖保存法第8条の規定に基づき、その地域の検事が任命する行政解剖を行う医師のこと。

死体解剖保存法に定義され、伝染病、中毒または災害により死亡した疑いのある死体、その他死因の明らかでない死体について、検案、または検案によっても死因の判明しない場合には解剖を行うことでその死因を明らかにし、また、公衆衛生の向上を図っている。

ウィキペディアより

順序として、ホトケはまず警察に届けられる。

その後、検視官による検視が行われて、死因の究明や事件性の有無を調べられる。

この時、他殺の疑いがあるものは原則的に別の機関にて”司法解剖”が行われる。

上記のように、伝染病や中毒・災害で亡くなっていた場合は、監察医のもとで検案調書など、いわゆる書類の作成をして終わり。

死因のわからないものについては”行政解剖”を行うこともあるが、犯罪性が見つかった場合は”司法解剖”に回される。

つまり、管轄外となるわけ。

初期段階の”検視”も必ず医師が立ち会いのもとで検分を行うことになっている。

なので、この時点で事件性の有無はざっくり見分けることができる。

ドラマでは死体が発見されてすぐに監察医のもとに送られ、しかも即解剖!っていうのがそもそもおかしいんだ。

刑事課強行犯係の役割

事件モノに不可欠な警察組織の係。

刑事課の中にもいろんな係があるけど、強行犯係は主に殺人・恐喝・強盗・誘拐の事件を担当する。

遺体発見の通報を受け、駆け付けるまではよし。

上記の流れでいえば、監察医のところに運ばれる遺体は伝染病や中毒や災害でないとすれば「事件性がなさそうで、かつ、死因が不明」のものだ。

伝染病や中毒や災害の被害者を強行犯係が担当するのも変な話。

それにいったん、事件性が薄いと判断されて監察医の元に送られた案件に対して”捜査”をするというのも引っかかる。

実際のところ、そういったケースもあるのかもしれないけど、そもそも”捜査”を必要とするような事件性が少しでもあるならば、監察医の”行政解剖”ではなく、”司法解剖”に回されるので、朝顔ちゃんたちの出番もない。

いろんな所がふわふわ中途半端

演技うんぬんのまえに、ストーリーがよくわからない上に、素人目からみても「それおまえの管轄じゃないだろ!」と何度も突っ込みたくなる。

しかも上記のように、大体の場合が事件性のないと予め判断されているものとするならば、刑事との絡みも、原因究明の遺留品捜査やその他の捜査も何やってるのかわからなくなる。

医療モノと刑事モノくっつけたらめっちゃ面白いんじゃね?みたいな感じがプンプンしてる。

きっと、このドラマも中途半端に刑事モノ突っ込んでこなかったらまだ見られる形になっていたんじゃないかと思う。

とにかく残念なドラマだった。

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