杏が主演を務める日テレドラマ「偽装不倫」
このドラマが早くも話題となっています。
ちまたでは何を騒いでいるのかを紹介しつつ、若手で注目の宮沢氷魚の演技についても評判を見て行こう。
原作ファンも激オコの設定変更
東村アキコ氏の大人気マンガが原作で、杏や仲間由紀恵などの高視聴率メーカーを起用しておきながら、第1話の視聴率は10.1%と振るわなかった。
第2話では多少伸びも見られたものの、11.2%にとどまる結果となる。
そんな中、原作ファンが怒っているというのだ。
どうして原作ファンが激オコしているのか。
原作では主人公の相手役イケメンは”ジョバンヒ”という韓国人の設定。本編ドラマでは純日本人、”伴野 丈(ジョウバンノ)”に変更されている。
思い入れのある作品だったら余計に設定変更は気になるところなのかもしれませんね。
マイナス意見の反面、「ドキドキする」「面白い」「気持ちわかる!」などのプラス意見も多数見ることができました。
宮沢氷魚の演技評価はどう?
宮沢氷魚は、THE BOOMのボーカル宮沢和史の長男。
2015年秋にモデルとしてデビュー。
役者デビューは2017年冬。
有名人の両親を持つからか、デビュー処女作にして役名付きのレギュラー出演を果たす。
その翌年には主演に抜擢!
俳優デビューから2年になる今回の「偽装不倫」でも、ヒロインの相手役、言ってみりゃ主演級のポジション。
さて、そんなエリートコースを歩む宮沢氷魚は俳優としてはどうなのか。
ネット上の意見は結構キッパリと分かれている。
プラスな意見を言っている方のほとんどは演技については言及していないのが特徴です。
「顔がイイ」
「声がイイ」
「透明感がある」
「塩顔イケメン」
いい意見も非常に多いのですが、なかなか辛辣な意見も多いのが現実。
「本当にイケメン・・・?」
「棒演技をどうにかしてくれ」
「イケメンでもなければ演技もうまくない、何を楽しみに氷魚を見ればいいの?」
など、厳しい意見も散見されます。
個人的に感じた印象としては、確かに演技力は”まだこれから”な感じがしてならない。
とくに今回は、周りに控える主要人物たちが、名実共に主演級の杏と仲間由紀恵。
主演としてもいけるけど、名脇役として存在感がある谷原章介。
この三人と比較するのがかわいそうになるくらいだ。
どのシーンを取っても”ほぼ”同じ表情。
よく言えば「姿勢がいい」となるんだろうけど、杏が柔軟な演技をするから氷魚が余計に”硬く”見える。
上手な俳優さんって、セリフ回しもそうなんだけど、動作のひとつひとつにさえ気を使っている。
2話で杏と氷魚が、外国人を引き連れて浅草をめぐるというシーンがあるが、そこで演技力の差が顕著に表れる。
制作側でも氷魚の演技力については承知しているのか、あまり喋らそうとしない。
帰国子女の設定である氷魚が通訳すればよいのに、英語が喋れない杏が身振り手振りで外国人を案内する。
それをニコニコしながら眺めているだけの氷魚。
長セリフも無理なのだろう。せっかく自宅に招き入れ、指輪を返す際に銀河鉄道の夜にスポットするシーンがあるが、せいぜい1カットで1行分くらいのセリフしかない。
視聴者をもっと惹きこむために、長セリフで回す絶好の機会だったのに、ちょっと意味不明の「名前一緒だね」「旦那の写真見せて」「いい人そうだね」で終わってしまう。
ちょっとこれは残念すぎる。
朗読調の棒読み演技と、棒立ち演技が気になりすぎて内容が入ってこない。
まだ俳優2年生だからしょうがない部分はあるかもしれないが、顔や人気だけでキャスティングを決める最近のドラマはどうも好きになれないなぁ・・・。