昨年より徐々に熱をあげていたんですが、今年に入って人気が爆発しているタピオカ飲料。
SNS映えすると、若い女性を中心にみんなでこぞってタピオカドリンクを飲みまくっている。
このタピオカブームはこの先も続くのか。
実はAKBのプロデューサーである秋元康がブーム終結の予言をしていた。
他にも終結の予想をしている人も意外といるのです。
タピオカは金を生む
タピオカは儲かる。
いや、「儲かった」と言うべきかもしれません。
あなたもご存知かもしれないが、タピオカの原材料はキャッサバというお芋。

キャッサバに含まれるデンプンを加工してタピオカを作るんですが、デンプンの生産効率がどの芋類よりも高く、世界中で生産されているために、原価はタピオカ1粒あたり0.7円ほどだと言われています。
タピオカミルクティー1杯だと、大体10円前後といったところ。
つまり、めちゃくちゃ儲かるのです。
タピオカだけで、1日に数十万円も売り上げる店もザラにあると言われています。
最近タピオカを取り扱う店が急激に増えたのもこの辺の「儲け」が主な要因と言えるでしょう。
以前にもタピオカブームはあった
第一次ブームはさかのぼること27年前の1992年。
白いタピオカのココナッツミルクが人気でした。
第二次ブームは2008年。
この時、黒いタピオカ入りの飲み物がブームになりました。
第三次ブームがまさに現在。
2017年頃より少しづつ取り扱う店が増え始め、2018年に人気が出始め、今年2019年になってその勢いが爆発したのです。
悪いのはタピオカかSNSか人間か

現在タピオカがブームになっているのと、過去にブームだった時とでは、その種類が若干異なるように思えます。
「SNS映え」という言葉が出来たように、TwitterやInstagramなどでタピオカ入り飲料が”映える”ので、若者を中心に飲まれています。
SNS映えする食べ物がブームになったことがこれまでもありました。
同時に発生していた問題・・・その食べ物が欲しくて購入するのではなく、写真を撮りたいがために購入する人が後を絶たなかったのです。
タピオカブームにも同じ現象が起こっています。
写真を撮ったらもういらない。
タピオカ飲料は粒まで食べれば、カロリーも糖分も非常に高いことで知られています。
減量を気にする人たちにとって、タピオカは食すのではなく撮るものなのです。
タピオカの無残な残骸があちこちで放置され、頭を抱える人も後を絶たないわけ。
ブームの終了と秋元康の予言
まだまだ新しくタピオカのお店がオープンする今。
ブームが終わるなんて信じられないなんてあなたも言うかもしれません。
ですが、その足音は着実に近寄ってきているのです。
- タピオカが足りない、品薄の激化
- 仕入れ値の急騰
- 飽き
- 闇組織の介入
もの凄い勢いで数を増すタピオカ取り扱い店。
人気急上昇でみんなが欲しがるもんだから、需要と供給のバランスが悪くなる。
今全国的にタピオカ不足に陥っているのです。
タピオカ専門店でも、予定していた数を仕入れることが出来ない状況にあると言います。
需要が高まれば必然的にタピオカの価値が上がり、仕入れ値も上がる。
もともと安価でコストがかからないから良かったものが、仕入れ値が2倍にも3倍にも跳ね上がっているのが現状。
儲けの部分が少なくなってきているということです。
また、人気のタピオカ店には毎日行列が出来ていて長い時間並ぶ人も多い。
写真を撮るだけが目的じゃなくても、一杯の飲み物を買うのに何十分、何時間も待たされる。
そして襲ってくる品薄状態。
手軽に手に入れられるものに興味が移っていくのは自然な流れです。
儲かるとわかっているものに参入してくるのが闇の組織の人たち。
彼らは薄利多売が大好きだ。
でも、前回のタピオカブームの時は闇組織の方々が参入すると同時くらいにブームが過ぎ去ったという事実もあるそうだ。
現在放送中のドラマ「あなたの番です」
このドラマは秋元康がシナリオを執筆している。
12話でキウンクエの住人で色々な店を手掛ける社長の西村淳が言っているセリフに注目したい。
「バカ、秋にはタピオカなんて誰も飲んでないよ!今が引き際だ」
あの秋元康が作って、わざわざ言わせているセリフです。
現状をみてタピオカが終わりに向かっているのを見越したものと捉えることもできるでしょう。